血糖値とHbA1c|恋ヶ窪内科クリニック|恋ヶ窪駅徒歩4分の内科・糖尿病内科・耳鼻咽喉科

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血糖値とHbA1c

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血糖値とHbA1cの違い

よく、糖尿病は血液中の糖濃度が高いことを指しているんだから、血糖値が基準値以下になれば良いのでしょうか?と質問されます。しかし、この考えは半分当たっていて、半分間違っています。糖尿病の管理で重要な指標になる採血項目は血糖値よりHbA1cです。どちらも糖尿病を判断するものですが、定義が異なるものなのです。

血糖値(血糖濃度)

血糖値は、血液中に含まれるブドウ糖の濃度を示す指標です。血糖値は、一般的に食事の後や空腹時などの特定の時間に測定され、糖尿病の診断や管理に使用されます。血糖値の変動は、食事内容や運動、インスリン注射などの治療によってすぐに影響を受けるため、短時間で数値が変動します。

HbA1c(ヘモグロビンA1c)

HbA1cは、ヘモグロビンと呼ばれる赤血球中のタンパク質と結合したブドウ糖の割合を示す指標です。ヘモグロビンは、赤血球内で酸素と結合して運搬する役割を果たすたんぱく質です。HbA1cは赤血球の寿命を反映するため、数週間から数か月の期間にわたる血糖管理の情報を提供します。HbA1c値は、一定期間の平均的な血糖コントロール状況を示すため、糖尿病の管理の評価に使用されます。通常、HbA1cの目標値は糖尿病の種類や患者の状態によって異なりますが、良好なコントロールを維持することが重要です。

血糖値は瞬間的な血糖濃度を示す指標であり、HbA1cは長期的な血糖管理の評価指標です。どちらも、糖尿病の診断と管理において重要な情報を提供するものです。健康診断で血糖値が基準値を超えている方、HbA1cが基準値を超えている方、糖尿病と指摘された方、もしかして糖尿病かも?と悩んでいる方は一度、恋ヶ窪内科クリニックをご受診ください。恋ヶ窪内科クリニックでは女性医師による糖尿病専門外来も設置しておりますので、採血検査の結果次第で、糖尿病専門外来にご案内いたします。

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糖尿病と診断される基準値

糖尿病と診断される基準値

糖尿病の診断基準は、主に以下の2つの基準によって示されます。

血糖値基準(American Diabetes Association基準)

空腹時血糖値(Fasting Plasma Glucose, FPG):126 mg/dL 以上
経口ブドウ糖負荷試験(Oral Glucose Tolerance Test, OGTT)における2時間後の血糖値:200 mg/dL 以上
随時血糖値(casual blood glucose,CBG):200 mg/dL 以上

HbA1c基準(American Diabetes Association基準)

HbA1c:6.5% 以上

ただし、糖尿病の診断は一度の検査結果だけで行うのではなく、異なる日に複数回のテストを実施して確認することが推奨されています。また、高リスクの人々(肥満、家族に糖尿病の方がいる、高血圧の方など)については、糖尿病の予備段階とされる「前糖尿病(糖尿病予備軍・境界型糖尿病)」(Pre-diabetes)と呼ばれる状態もあり、その診断基準も存在します。

糖尿病の診断基準は日本糖尿病学会で時折変更されることがありますので、最新の情報を確認したい際は当院のドクターにご相談ください。

HbA1cが高くなる原因

HbA1c(ヘモグロビンA1c)が高くなる原因は、主に長期間にわたる高血糖(血糖値が通常よりも高い状態)が続くことに関連しています。以下に、HbA1cが高くなる主な原因をまとめておりますのでご確認ください。

食事の過剰摂取

高カロリー食や糖分の多い食品を摂取しすぎると、血糖値が上昇しやすくなります。それに伴い、HbA1cが上昇することがあります。

運動不足

運動は血糖値をコントロールするのに役立ちます。運動不足の場合、血糖値が上昇しやすくなり、それに伴ってHbA1cの値も上昇する可能性があります。

ストレス

長期間にわたるストレスは血糖値を上昇させる要因となることがあります。

糖尿病の不適切な管理

糖尿病患者は、血糖値のコントロールが難しいことがあります。医師の指示通りに内服薬やインスリン注射の管理ができているかは非常に重要です。特に1型糖尿病の方は、自分で血糖値を厳密に管理しなければならないため、血糖値の変動が比較的大きいことがあります。そのため、HbA1cの値も2型糖尿病の方よりも高めになることがあります。

他の健康状態

一部の疾患(内分泌系疾患や貧血など)や薬物の使用によっても、HbA1cの値が影響を受けることがあります。

HbA1cは、赤血球の寿命に基づいて平均的な血糖値の情報を提供するため、数週間から数か月にわたる血糖のコントロール状態を示す指標です。高いHbA1c値は、長期間にわたる高血糖の影響を示す可能性があり、糖尿病の合併症のリスクが増加する可能性があります。正しい治療法や生活習慣の改善によって、HbA1c値を改善することができる場合もあります。

糖尿病専門クリニックをお探しの方へ

恋ヶ窪内科クリニックでは、糖尿病専用の問診と徹底した採血結果の管理で、糖尿病患者に対して親身な診察を提供しております。また、毎月の検査結果や病態によって食事の改善・運動習慣の確立・薬物治療など適切な治療をご提案いたします。

  • 糖尿病を専門的に診療できる、かかりつけ内科を探している
  • 他院で糖尿病治療をしているがいまいち症状が改善されない
  • 健康診断で糖尿病を指摘された

など、お悩みがある方は一度、恋ヶ窪内科クリニックをご受診ください。

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