心房細動|恋ヶ窪内科クリニック|国分寺・恋ヶ窪の内科・糖尿病内科・耳鼻咽喉科

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心房細動

心房細動|恋ヶ窪内科クリニック|国分寺・恋ヶ窪の内科・糖尿病内科・耳鼻咽喉科

健康診断で「不整脈」や「心房細動の疑い」を指摘された
胸がドキドキする
脈が飛ぶような気がする
といった違和感を覚えたりしていませんか?

心房細動は、日本国内でも患者数が年々増加している代表的な不整脈の一つです。しかし、「たまにしか起きない発作だから大丈夫」「そのうち治まるだろう」と、受診を先延ばしにしてしまうケースが少なくありません。

実は、心房細動を放置すると、命に関わったり寝たきりの原因になる「脳梗塞」を引き起こすリスクが約5倍に跳ね上がります。

この記事では、心房細動の基礎知識から、見逃してはならない初期症状、恐ろしい合併症のリスク、そして恋ヶ窪内科クリニックで行う検査や治療の進め方について、循環器診療の視点から分かりやすく解説します。

まずは相談をご希望される方は、下記より外来予約ください。

心房細動とは?(脈が乱れる不整脈の仕組み)

心房細動とは、心臓が正常なリズムで拍動できなくなり、脈が不規則に乱れてしまう不整脈の一種です。

心臓は、右心房・左心房・右心室・左心室という4つの部屋で構成されており、通常は「心房」から規則正しい電気信号が出されることで、ポンプのように全身へ血液を送り出しています。

しかし、心房細動が発生すると、心房内で1分間に300〜600回もの異常な電気信号が乱れ飛びます。その結果、心房が「ブルブルと小刻みに細かく痙攣(けいれん)」した状態になり、心室へ伝わるリズムも不規則になって、脈拍が完全にバラバラになってしまうのです。

「発作性」と「持続性」?心房細動のタイプ

心房細動は、発症の仕方や持続する期間によって大きく2つのタイプに分類されます。

発作性心房細動
数秒から数日(多くは7日以内)で、自然に元の正常な脈のリズムに戻るタイプです。突然の動悸や息切れ、胸の違和感を感じやすいものの、症状が一時的なため「もう治った」と勘違いしやすく、見逃されやすい特徴があります。
持続性心房細動
発作が自然には治まらず、7日以上続くタイプです。慢性的な状態になっているため、症状に慣れて気づきにくくなっている場合もありますが、心臓への負担や脳梗塞のリスクは大きくなっている状態です。元の規則正しいリズムに戻すためには積極的な医療介入が必要となります。

心房細動は放置すると、最初は一時的な「発作性」であっても、次第に発作の頻度が増え、最終的には「持続性」へと移行していくリスクがあります。

こんな症状に注意!心房細動の主な自覚症状

心房細動を発症した際、体に現れやすい症状には以下のようなものがあります。

  • 動悸(胸がドキドキする、脈が不規則に飛ぶ、胸の中で鳥が羽ばたくような感覚)
  • 息切れや階段昇降時の呼吸苦
  • 疲れやすさ、だるさ(倦怠感)
  • 胸の不快感、圧迫感、めまい

症状が出ない「無症状の心房細動」に注意

注意が必要なのは、患者様全体の約半数近くに自覚症状がほとんど現れない「無症状(隠れ心房細動)」のケースがあることです。

「特に痛くも苦しくもないから大丈夫」と放置せず、日常の血圧測定時に「脈の乱れ」が表示されることが多かったり、健康診断の心電図検査で「不整脈の指摘」を受けた場合は、症状の有無にかかわらず早めに医療機関を受診することが大切です。

なぜ危ない?心房細動が引き起こす最大の脅威「脳梗塞」

心房細動の一番の恐ろしさは、単に胸がドキドキすることではなく、重大な脳梗塞(心原性脳塞栓症)を引き起こす原因になる点にあります。

血栓ができるメカニズムと脳梗塞のリスク

  1. 心房が細かく痙攣すると、心房内(特に左心耳と呼ばれるくぼみ)で血液の流れが滞り、血のよどみができます。
  2. よどんだ血液は固まりやすくなり、心臓の中で「血栓(血の塊)」が形成されます。
  3. できた血栓が剥がれ落ち、血流に乗って脳へ運ばれると、脳の太い幹線道路にあたる血管を突然詰まらせてしまいます。

心房細動がある人は、ない人に比べて脳梗塞の発症リスクが約5倍高まるとされています。

心房細動によって起こる脳梗塞(心原性脳塞栓症)は、大きな血栓が太い血管を詰まらせるため、広範囲の脳組織にダメージを与えます。その結果、一瞬にして重度の麻痺や言語障害を引き起こしたり、最悪の場合は命を落とす危険性をはらんでいます。

心房細動を引き起こすおもな原因とリスク要因

心房細動は、心臓の電気系統に負担がかかることで起こります。その背景には、加齢の影響や日頃の生活習慣が深く関わっています。

主な要因 具体的な内容・疾患
加齢 年齢とともに心臓の組織が変化し、リスクが高まります
生活習慣病 高血圧、糖尿病、脂質異常症、慢性腎臓病(CKD)
心疾患 心臓弁膜症、心不全、心筋症、虚血性心疾患
嗜好品・ストレス 過度の飲酒(アルコール)、喫煙、ストレス、睡眠不足
その他の疾患 睡眠時無呼吸症候群(SAS)、甲状腺機能亢進症など

特に高血圧は長期間放置していると、心臓に強い負担がかかり続け、心房細動を誘発しやすくなります。

恋ヶ窪内科クリニックで行う心房細動の検査

当院では、患者様の体への負担に配慮しながら、正確で迅速な診断を行うための各種検査を取り揃えております。

  • 安静時心電図検査

    診察室で数十秒間、心電図を記録する基本の検査です。検査時に発作が起きていれば、その場で確実な診断が可能です。

  • ホルター心電図検査

    小型の記録機を胸に装着し、ご自宅で普段通りの生活を送りながら持続的に心電図を記録します。短時間の検査では捉えきれない「一時的な発作性心房細動」や「就寝中の不整脈」を見つけ出すのに非常に有効な検査です。当院では24時間装着するものと、1週間装着するものの2種類のホルター心電図検査を取り扱っています。医師が診察結果を基に、どちらが診断のためにより望ましいかを判断し、ご提案します。

  • 胸部レントゲン検査・血液検査

    心臓の拡大や心不全の有無、甲状腺機能や生活習慣病の状態を総合的に評価します。

  • 心臓超音波(心エコー)検査

    超音波を用いて、心臓の動き、部屋の大きさ、弁の状態、血栓の有無などをリアルタイムで安全に観察します。

「検査は大変そう」と感じる方もご安心ください。不安な点があれば、一つひとつ分かりやすくご説明しながら進めてまいります。

心房細動を心配する症状がある方は当院をご受診ください。循環器内科専門医が診察し必要な検査をご提案いたします。

心房細動の治療方針(脳梗塞予防とリズム・レートコントロール)

心房細動の治療は、「脳梗塞を防ぐこと」と「脈の乱れや症状を抑えること」の2つの柱を中心に進められます。

1, 抗凝固療法(脳梗塞の予防:最重要)

血液を固まりにくくするお薬(DOACなど)を服用し、心臓内に血栓ができるのを未然に防ぎます。脳梗塞を予防するために、とても重要な治療です。

2, 薬物療法(脈拍の調整)

  • レートコントロール(脈拍数調整):

    速くなりすぎた脈拍を適正な回数に落ち着かせ、心臓の負担や動悸を和らげます。

  • リズムコントロール(脈型調整)

    抗不整脈薬を用いて、乱れた脈を正常なリズムに戻し、維持を目指します。

3, 高度医療機関との連携(カテーテルアブレーションなど)

薬物療法だけではコントロールが難しい場合や、カテーテルで不整脈の原因部位を焼き切る(または冷却する)根治治療「カテーテルアブレーション」が適していると判断される場合は、近隣の高度医療機関や専門病院へ迅速にご紹介・連携いたします。

動悸や脈の乱れを感じたら、恋ヶ窪内科クリニックへご相談ください

「たまに胸がドクッとするけれど、歳のせいだろう」「症状がすぐに治まるから気のせいかもしれない」と放置してしまうことが、将来の重大な病気につながる可能性があります。

心房細動は早期に発見し、適切な服薬管理や生活改善を行えば、日常生活の質を落とさずにコントロールできる病気です。

恋ヶ窪内科クリニックは、地域のかかりつけ医として、皆様が安心して身体の悩みを相談できる環境を整えております。

「検診で不整脈と書かれていた」「動悸や息切れが気になっている」という方は、ぜひお気軽に当院へご相談ください。