糖尿病内科|恋ヶ窪内科クリニック|恋ヶ窪駅徒歩4分の内科・糖尿病内科・耳鼻咽喉科

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糖尿病内科

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糖尿病とは

糖尿病とは

糖尿病とは、血液中の血糖値が高い状態が慢性的に持続する病気です。
大きく1型糖尿病と2型糖尿病に分かれており、日本人で圧倒的に多く、生活習慣病の一つとされているのが2型糖尿病です。発症には血糖値を下げる働きのあるインスリンホルモンの分泌不足に加え、過食、運動不足、肥満、ストレスといった生活習慣が関係していると考えられています。

高血糖が持続すると血管が障害され、身体の様々な臓器に影響を与えます。とくに神経や血管が集中している臓器が影響を受けやすく、三大合併症といわれる糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害を引き起こします。
また、動脈硬化は高血糖を促すことに加え、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、末梢動脈疾患などの危険因子にもなります。血糖のほか、コレステロールや中性脂肪、血圧といった要素も、すべて2型糖尿病と関連しています。

2型糖尿病は初期症状がほとんどなく、他の生活習慣病との関連性が深い病気です。糖尿病の進行や重大な合併症を防ぐためにも、健康診断などで糖尿病を指摘された場合は、放置せずにきちんと受診することが重要です。

糖尿病の基準値

糖尿病の診断基準には、以下のようなものがあります。

空腹時血糖値(FPG)
8時間以上の空腹状態での血糖値を測定し、126mg/dL以上の場合は糖尿病型と診断されます。
経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)
75gのブドウ糖を含む飲料を摂取し、2時間後の血糖値が200mg/dL以上の場合は糖尿病型と診断されます。
ヘモグロビンA1c(HbA1c)
過去1か月〜2か月の血糖の状態を反映するHbA1cが、6.5%以上の場合は糖尿病型と診断されます。

また糖尿病の診断にあたっては、その他の血液検査項目や身体所見などを総合的に判断する必要があります。

糖尿病の主な症状

このような症状やお悩みがある方はご相談ください

  • のどが渇き、水分を多く摂るようになった
  • 尿の回数や量が増えた
  • 最近、疲れやすい
  • 体重が減少してきた
  • 油っこいものや味の濃いものをよく食べる
  • 血糖値が高め
  • 家族や血縁者に糖尿病の人がいて自分も心配

上記の症状に該当される方は早めに医療機関へご相談ください。糖尿病は放っておくと様々な合併症を引き起こす可能性がありますが、適切な治療や生活習慣の改善によって予防することができます。糖尿病を放置せず、早期の治療を受けることが大切です。

糖尿病の合併症

血管は血液を全身に循環させる重要な働きを持っていますが、糖尿病になると血糖値が高い状態が続き、その血管を傷つけたり、血液をドロドロにしたりして様々な負担を血管に与えます。とくに細い血管(毛細血管)は影響を受けやすく、毛細血管が集中する網膜、腎臓、手足に早いうちから障害が現れてきます。これが三大合併症(細小血管障害)といわれる「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」です。
また、高血糖の状態は毛細血管だけではなく、太い血管にも影響を与え、大血管障害と呼ばれる脳梗塞や心筋梗塞など、命にかかわる重大な病気を引き起こすこともあります。
これらの合併症は糖尿病と診断されたときから進行し、5~10年くらいで出現すると考えられています。
高血糖の状態を放置しておくと、失明、透析、手足の壊疽(えそ)などを引き起こす可能性もありますので、きちんと治療を受け、合併症を予防していくことが重要です。

糖尿病の合併症

糖尿病の三大合併症

糖尿病網膜症

初期から自覚症状なく進行します。網膜の毛細血管が傷つき視力低下や出血を起こし、最終的に失明に至ることもあります。
糖尿病網膜症は日本人の失明原因の第2位です。糖尿病と診断されたら、自覚症状がなくても定期的に「眼底検査」を受け、良好な血糖コントロールを継続的に行っていくことが大切です。

糖尿病腎症

腎臓には糸球体という毛細血管のかたまりがあり、血液をろ過しています。高血糖の状態になると、この糸球体が傷つきやすくなり、放置することで徐々に腎臓が傷つけられ、尿と一緒にたんぱく質も出てきます。最終的には腎不全となり、人工透析が必要な状態に至ってしまいます。
日本の人工透析の原因は糖尿病腎症が最も多く、現在も増加し続けています。継続的な血糖コントロールと定期的な尿検査を行っていくことが大切です。

糖尿病神経障害

糖尿病は末梢神経にもダメージを与えます。症状としては、手足がしびれたり、悪化すると痛みの感覚が鈍くなったりします(けがや火傷の痛みに気づかないなど)。とくに足は症状が悪化すると壊疽に至りやすく、場合によっては足の切断を余儀なくされる場合もあります。自覚症状がある場合は早めに医師に相談しましょう。

その他の合併症

脳梗塞、心筋梗塞、脳卒中、皮膚病、感染症、閉塞性動脈硬化症、歯周病なども合併症として挙げられます。

糖尿病の治療

1型糖尿病ではインスリンの必要量が不足しているため、インスリン注射によって補う治療が中心となります。
2型糖尿病では合併症の発症・進行を予防するための血糖コントロールが基本となり、食事療法、運動療法、薬物療法の三つが柱となります。

食事療法

糖尿病において食事療法は治療の根幹となります。炭水化物、たんぱく質、脂質の三大栄養素をバランスよく摂ることや、ビタミン、ミネラルなどを欠かさず摂取することが大切です。
2型糖尿病の場合、厳格に食事療法を行えばそれだけで血糖コントロールができる可能性があります。

運動療法

運動で体内に余分に溜まったエネルギーを消費することで血糖値が下がります。また、インスリン感受性が高まり(インスリンの働きが良くなり)、血糖コントロールがしやすくなります。運動療法としてはウォーキングや自転車、スイミング、ジョギングなどの有酸素運動を1回20~40分、週3回以上を目標に取り組みます。
週末に集中して運動するよりも、できれば毎日行える運動を選びましょう。

薬物療法

2〜3ヵ月ほど食事療法と運動療法を続けても、血糖のコントロールが上手くできない場合には薬物療法を検討します。経口血糖降下薬を用いる内服療法と、インスリンなどを注射で補充する自己注射療法の二つがあります。
近年、糖尿病治療薬は大きく進歩しており、DPP-4阻害薬、SGLT2阻害薬、GLP-1受容体作動薬などが登場しています。これらの薬は治療過程で生じることがある低血糖を起こしにくく、体重を減らす作用を持つものもあります。
どの薬物をいつから開始するかは、患者様の糖尿病のタイプや合併症の進行程度などによって、総合的に判断して決められます。

当院の糖尿病治療

当院では、糖尿病専門医と内分泌代謝科専門医を持った女性医師を中心に、糖尿病治療に取り組んでいます。

女性医師による診療は、女性特有の症状や悩みにも敏感に対応できます。また、糖尿病専門医と内分泌代謝科専門医を持っているため、幅広い視点から患者さんの治療を行うことができます。

患者さん一人ひとりの状態に合わせた治療計画を提案し、適切な治療を行っています。糖尿病治療にお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。