
「最近、夜中に息苦しくなったり、朝起きてもぐったりしている…」もしかしたら、それは睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインかもしれません。
SASは、睡眠中に一時的に呼吸が止まったり浅くなったりする病気で、放置すると様々な健康リスクを引き起こす可能性があります。
今回は、SASの治療法の1つであるCPAP(Continuous Positive Airway Pressure:持続的陽圧呼吸法)療法について詳しく解説します。
●CPAP療法とは?
CPAP療法は、中等度から重症の睡眠時無呼吸症候群に適した治療法です。 睡眠中に鼻に装着したマスクから、一定の圧力をかけた空気を送り込むことで、気道を開存させ、睡眠中の無呼吸やいびきの発生を減少させます。
医薬品や手術を必要としないため、副作用が少ない安全な治療法として広く利用されています。
また年齢や病因による制限がなく、症状の重さに応じて空気の圧力を調節することができるのもメリットです。
●院長が実際に体験してみました!
今回Zone様にご協力いただき、院長が実機を装着し、実際のCPAP療法を体験してみました。
本体はこちら。
(Zone様HPより画像引用: https://zonekk.com/patient/treatments/cpap/ )
想像よりもスタイリッシュな本体!
毎日使うものなので、インテリアを邪魔しないのは嬉しいですね。
本体と一緒にSIMが届くのが基本ですが、使用場所の状況に応じて、Wifiモデルをご案内することもあるそうです。
お手元に届く際には、パッケージもセットになっています。
ご自宅だけでなく、旅行先に持参される方もいらっしゃいますが、
パッケージもコンパクトで持ち運びがしやすそうですね。
実際に装着してみましょう!
まずはマスクをセットします。
慣れれば十数秒で装着できそうです!
続いてチューブを繋ぎ、本体のスタートボタンを押します。
着けている方の無呼吸の状態に応じて、圧力が上がったり下がったりします。
消音性も高いため、ご家族の睡眠も妨げずに使用できそうです。
またダブルバンドで固定されるため、寝返りを打ってもズレる感じがあまりないそう!
はじめは抵抗感のある患者さんもいらっしゃいますが、
続けていただきやすい工夫が随所にちりばめられていました。
●当院でのCPAP療法
当院では必要に応じて内科医と耳鼻科医が連携し、最適な治療法を選択していきます。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断に際し、2種類の検査をご案内しています。
- 簡易検査(PG検査)
- 精密検査(PSG検査)
次回はこの検査についても、院長の検査キット装着の様子を交えて解説いたします!
「もしかしたら睡眠時無呼吸かも?」とご心配な方は、どうぞお気軽にご相談ください。 WEB予約や電話でのお問い合わせをお待ちしております。