
こんにちは、当院管理栄養士Wです。これからクリスマス・年末年始と、美味しい季節が続きますね!
抗いがたい食欲に見舞われる季節です 😉 (笑)
皆さんは、「食べた後眠くなる」「夕方にだるくなる」・・・そんな経験ありませんか?
もしかしたら、血糖値の急上昇が影響しているかもしれません。
血糖値を上手くコントロールすると・・・
- 食後のだるさや眠気が減る
- 太りにくくなる
- 将来の糖尿病・合併症予防につながる
既に糖尿病がある方にもそうでない方にも、メリットがあります。
そこで、リブレ(血糖を持続的に測定する小型の機器)を使って“食べる順番”をテーマに、私自身の食生活を対象にして、実験してみました!
画像の3つの食品の食べる順番を変えて、血糖値の上がり方を見ます。
▼以下の3パターンの「食べる順番」で実験
①サラダ→チキン→おにぎり
②おにぎり→チキン→サラダ
③三角食べ(※順番を決めず、少しずつ満遍なく食べる方法)
「野菜から先に食べましょう」「タンパク質も先に食べると良いです」と言われていますが、実際はどれぐらい効果があるのでしょうか?
胃に入れば一緒なんじゃないの?と思う方もいらっしゃいますよね。
さて、以下気になる結果です!↓↓↓
▼結果
①サラダ→チキン→おにぎり

昼食時に実験をしたので、赤丸で囲んだ部分が、①に該当する食後の血糖変動になります。
最高値は130台で、急な上昇・下降は見られませんでした。
②おにぎり→チキン→サラダ

別日に、なるべく同じ条件下(朝食のメニューを同じにする・出勤日)で実験②を行いました。
最高値は180台となりました。上がり方も下がり方も急で、グラフが鋭く尖っています。これが、いわゆる血糖スパイクです。
急上昇により活性酸素が大量に発生し、血管を傷つけます。そして、急下降することで脳は栄養が少なくなったと判断し、疲労感や眠気を起こして省エネモードに入ります。
私の場合、眠気はあまり感じなかったですが、お腹が空くのが早かった気がします。
③三角食べ(順番を決めず、少しずつ満遍なく食べる方法)

こちらも別日になるべく同じ条件下で実験③を行いました。
最高値は170台でした。②と比べるとやや緩やかですが、尖ったグラフとなりました。
▼なぜ?
*炭水化物・・・炭水化物は糖質と食物繊維から成り立っています。糖質(厳密に言うと糖の最小単位のブドウ糖)は血糖値を上げますが、食物繊維は血糖値を上げません。
*たんぱく質・・・摂取すると、小腸からインクレチン(インスリン分泌を促すホルモン。特にGLP-1)が分泌されます。
*脂質・・・摂取すると、小腸からインクレチン(インスリン分泌を促すホルモン。特にGIP)が分泌されます。また、脂質は炭水化物やたんぱく質に比べ、消化に時間がかかります。
*食物繊維・・・特に水溶性の食物繊維は、糖の消化吸収速度を落としてくれます。
このことから、食べ順①のパターンは、血糖を上げる栄養素(炭水化物)をほぼ含まないサラダやチキンを先に食べたことで、インスリン(血糖値を下げるホルモン)を出す準備ができていたと考えられます。そのため、後から入ってきたおにぎり(炭水化物)からの血糖上昇に対応でき、急な上昇を抑えることができたのではないでしょうか。消化に時間のかかる脂質(ドレッシング)を先に食べていたことも影響したかもしれません。
一方、②のパターンは、インスリン分泌の準備ができていない状態でおにぎり(炭水化物)が入ってきたため、血糖値の上がり方が急だったのだと思われます。
今回は、キレイに予想通りの結果が出てくれました。知識として持っていたことでも、実際に自分の数値やグラフとして見ると、「気を付けなくては!」と思いますね。
当院では自費でのリブレ購入も承っておりますので、ご興味のある方はスタッフにお尋ねください。
リブレの詳細は、また別の記事でお伝えしますね。
~今日からできること~
「食べる順番を意識しましょう」
1.野菜(※イモ類やカボチャは炭水化物が多いので、ごはんと同じく最後)
2.肉・魚・卵・大豆製品等のたんぱく質
3.ごはん・パン・麺類等の炭水化物

日々の積み重ねがあなたの体を作ります!


