「リブレで実験!食べ方で血糖値が変わる~食べる順番編~」|恋ヶ窪内科クリニック|国分寺・恋ヶ窪の内科・糖尿病内科・耳鼻咽喉科

〒185-0014
東京都国分寺市東恋ヶ窪5-16-5 ベルフラワー恋ヶ窪1階
042-312-2150
LINE予約 WEB予約 WEB問診
ヘッダー画像

「リブレで実験!食べ方で血糖値が変わる~食べる順番編~」

「リブレで実験!食べ方で血糖値が変わる~食べる順番編~」|恋ヶ窪内科クリニック|国分寺・恋ヶ窪の内科・糖尿病内科・耳鼻咽喉科

 こんにちは、当院管理栄養士Wです。これからクリスマス・年末年始と、美味しい季節が続きますね! 

抗いがたい食欲に見舞われる季節です 😉 (笑)

皆さんは、「食べた後眠くなる」「夕方にだるくなる」・・・そんな経験ありませんか?

もしかしたら、血糖値の急上昇が影響しているかもしれません。

血糖値を上手くコントロールすると・・・

  • 食後のだるさや眠気が減る
  • 太りにくくなる
  • 将来の糖尿病・合併症予防につながる

既に糖尿病がある方にもそうでない方にも、メリットがあります。

そこで、リブレ(血糖を持続的に測定する小型の機器)を使って“食べる順番”をテーマに、私自身の食生活を対象にして、実験してみました!

画像の3つの食品の食べる順番を変えて、血糖値の上がり方を見ます。

        

▼以下の3パターンの「食べる順番」で実験

  ①サラダ→チキン→おにぎり

  ②おにぎり→チキン→サラダ

  ③三角食べ(※順番を決めず、少しずつ満遍なく食べる方法)

「野菜から先に食べましょう」「タンパク質も先に食べると良いです」と言われていますが、実際はどれぐらい効果があるのでしょうか?

胃に入れば一緒なんじゃないの?と思う方もいらっしゃいますよね。

さて、以下気になる結果です!↓↓↓

 

▼結果

  ①サラダ→チキン→おにぎり

  

昼食時に実験をしたので、赤丸で囲んだ部分が、①に該当する食後の血糖変動になります。

最高値は130台で、急な上昇・下降は見られませんでした。

  ②おにぎり→チキン→サラダ

      

別日に、なるべく同じ条件下(朝食のメニューを同じにする・出勤日)で実験②を行いました。

最高値は180台となりました。上がり方も下がり方も急で、グラフが鋭く尖っています。これが、いわゆる血糖スパイクです。

急上昇により活性酸素が大量に発生し、血管を傷つけます。そして、急下降することで脳は栄養が少なくなったと判断し、疲労感や眠気を起こして省エネモードに入ります。

私の場合、眠気はあまり感じなかったですが、お腹が空くのが早かった気がします。

  ③三角食べ(順番を決めず、少しずつ満遍なく食べる方法)

       

こちらも別日になるべく同じ条件下で実験③を行いました。

最高値は170台でした。②と比べるとやや緩やかですが、尖ったグラフとなりました。                        

 

▼なぜ?

 炭水化物・・・炭水化物は糖質と食物繊維から成り立っています。糖質(厳密に言うと糖の最小単位のブドウ糖)は血糖値を上げますが、食物繊維は血糖値を上げません。

 たんぱく質・・・摂取すると、小腸からインクレチン(インスリン分泌を促すホルモン。特にGLP-1)が分泌されます。

 脂質・・・摂取すると、小腸からインクレチン(インスリン分泌を促すホルモン。特にGIP)が分泌されます。また、脂質は炭水化物やたんぱく質に比べ、消化に時間がかかります。

 食物繊維・・・特に水溶性の食物繊維は、糖の消化吸収速度を落としてくれます。

 このことから、食べ順①のパターンは、血糖を上げる栄養素(炭水化物)をほぼ含まないサラダやチキンを先に食べたことで、インスリン(血糖値を下げるホルモン)を出す準備ができていたと考えられます。そのため、後から入ってきたおにぎり(炭水化物)からの血糖上昇に対応でき、急な上昇を抑えることができたのではないでしょうか。消化に時間のかかる脂質(ドレッシング)を先に食べていたことも影響したかもしれません。

一方、②のパターンは、インスリン分泌の準備ができていない状態でおにぎり(炭水化物)が入ってきたため、血糖値の上がり方が急だったのだと思われます。

 

 今回は、キレイに予想通りの結果が出てくれました。知識として持っていたことでも、実際に自分の数値やグラフとして見ると、「気を付けなくては!」と思いますね。

当院では自費でのリブレ購入も承っておりますので、ご興味のある方はスタッフにお尋ねください。

リブレの詳細は、また別の記事でお伝えしますね。

 

~今日からできること~

 「食べる順番を意識しましょう」

 1.野菜(※イモ類やカボチャは炭水化物が多いので、ごはんと同じく最後)

 2.肉・魚・卵・大豆製品等のたんぱく質

 3.ごはん・パン・麺類等の炭水化物

     

  日々の積み重ねがあなたの体を作ります!